カベにもこだわりを!「見せるスイッチ」
どの部屋にも必ずあり、毎日使うアイテム、それが「スイッチ」です。
控えめなデザインで、壁に溶け込みがちなスイッチですが、
デザインにこだわることで、インテリアにおしゃれなアクセントを加える「見せるスイッチ」にすることができます。
存在感を主張しない日本の定番スイッチ(フラットスイッチやワイドスイッチ)と比べて、
「アメリカンスイッチ」はシンプルさと格好良さのバランスが絶妙です。
アメリカで長年標準的に使われてきた独特のデザインで、他の国ではあまり見かけません。
このため、アメリカ風のスイッチとして「アメリカンスイッチ」と呼ばれるようになりました。
最大の特徴はトグル式のデザイン。
小さなレバーを上下に倒すことで、照明の電源をON/OFFできます。
スイッチを操作するたびに響く「カチッ」という心地よい音とともに、
明かりが灯る瞬間はクセになるほど快適です。
シンプルさゆえに、「アメリカンスイッチ」にはできることとできないことがあります。
【できること】
- 片切スイッチが可能: 1箇所の照明を1箇所のスイッチでON/OFFします。例)居室、トイレ、お風呂
- 3路スイッチが可能: 1箇所の照明を2箇所のスイッチでON/OFFします。例)階段、廊下
【できないこと】
- 電球の明るさを調整する調光機能がありません。
- スイッチを縦に並べることができないため、スイッチの数が増えるとプレートが横長になります。
【忘れてはいけないポイント】
必ず「PSEマーク※」を取得したアメリカンスイッチを選びましょう。
※(PSE:Product Safety Electrical Appliance & Material)
このマークは、日本の法律で定められた安全基準を満たしていることを示します。火災や感電などの事故から身を守るためにも、PSEマークの有無を確認しましょう。
住まいの中の小さなアイテムですが、間取りに比べ優先度が低くなってしまうことも多いです。
だからこそスイッチのデザインや操作性にはしっかりとこだわりたいものです。
愛家の家づくりでは、スイッチについてもゼロから計画することができます。
・どの場所にどんな照明が適しているか?
・照明を操作するには、どこにスイッチを配置するべきか?
・スイッチと壁の色の相性はどうか?
手軽なアクセントとして「見せるスイッチ・アメリカンスイッチ」を取り入れてみてはいかがでしょうか。