Q.なぜ日本の住まいの平均寿命が、こんなにも短いのか?
A.
子どもや孫の代まで住み継がれる住まい。これが長期優良住宅の発想です。
これまで日本で売り買いされる木造住宅の平均寿命は約30年(※1)。
これに対して・・・
- ・アメリカでは103年。
- ・イギリスでは141年。
なぜ日本では住まいの平均寿命が、こんなにも短いのでしょうか?
欧米には地震がなく、レンガや石造りの住まいであるという理由もありますが、「住まいの考え方」に大きな違いがありました。
たとえば、”新築住宅と中古住宅の流通比率” (※2)。
- ・日本 新築:中古住宅=6:1 @平成20年
- ・アメリカ 新築:中古住宅=1:8 @平成23年
- ・イギリス 新築:中古住宅=1:7 @平成24年
真逆なのです。
この背景には
“住まいとは、壊して新しく建てるもの”という日本の発想。
“住まいとは、世代を超えて住み継ぐもの”という欧米の発想。
戦後からこれまでの日本にはなかった発想です。
住まいの寿命が長いということは・・・
“その家は、買った人一代限りのものではなくなる”
ということです。
つまり・・・
“できるだけいい状態で次の世代にわたすこと”
を意味します。
その達成には、丈夫で暮らしやすい住まいが必要です。
孫の代まで住み継げるように、
定期的に住まいの”手入れ”をきちんとする。
どんなに大切に扱っても痛んでいくから、
改装しやすい住まいをつくっておく。
家族の成長・変化とともに、手をかけた住まい。
そんな住まいに、ますます愛着がわきませんか?
長く住まうほど、自分仕様になじみ、温かな雰囲気がにじみでます。
そこに人は、誇らしさや癒しを感じ、自ずと大切にするからです。
かつての日本にも使い捨てを嫌い、モノを大切にする暮らしが根付いていました。
日本の長期優良住宅制度は、その忘れていた伝統を気づかされてくれると考えています。
われわれが目指す「帰りたくなる住まい」の1つの到達点でもあります。
ですから、愛家-manaie-は長期優良住宅にコダワリをもっているのです。
ぜひ一度、愛家-manaie-にいらしてください!!
(※1)総務庁, 平成5年 住宅統計調査, Annual Bulletin Of Housing and Building for Europe(国連)
(※2)国土交通省, 平成26年 住宅・建築物の省エネルギー施策について