なぜ寸法はcmやmじゃダメなの?
家づくりでは、少しだけやっかいな事があります。
主に使う単位が「mm(ミリメートル)表示」であることです。
普通の生活で「大きさや、幅、長さ」を「mm」で言われたら、戸惑うしかありませんよね。
現場で職人さんが 長さ「1m82cm」を口にするとき、
「せんはっぴゃくにじゅう (1820) 」です。
「せんはっぴゃくにじゅうミリ(1820mm)」とは言いません。
「mm」すら省略され、数字だけで説明されてしまう。
一生懸命 頭の中で単位を置き換えているうちに話が先に進んでしまい、話についていくことができなくなることすらあります。
「なぜcm(センチメートル)やm(メートル)じゃダメなの?」
と戸惑うことばかり。
家づくりに関わるなかで、とある事実に気付かされました。
- 家づくりは、細かい数値(寸法)の積み重ねであること。
- 寸法というのは、数mmのズレも許されないこと。
窓を閉めたとき、3mmだけ閉まらなくて隙間風が常に吹く家なんて、絶対嫌じゃないですか?
だからこそ、
「mm」でのやりとりが基本であり、寸法がものすごく大事なのです。
家づくりを計画される方は、「mm」で寸法(数字)を聞く機会が多いはずです。
慣れない寸法ではスケール感がピンとこなくて、仕上がった時にギャップを感じることもあると思います。
そうならないために、
愛家ではお客様に説明する際には、
身近な「cm(センチメートル)」や「m(メートル)」
でお伝えするようにしています。
ついつい「mm」が口にでてしまうこともあるかもしれません。
そんな時はこう聞いてみて下さい。
「cmで教えて下さい!」と。