アメリカンハウスでは水回りをこだわりたい
アメリカンハウスの水回りのデザインコンセプトを考える
アメリカンハウスのインテリアデザインは、それぞれのスタイルによって大きく異なります。インテリアの全体的な雰囲気を左右する場所の一つとして、水回りを挙げることができます。家全体の中では狭いスペースですが、雰囲気作りには大きな影響を与えます。また、同時にちょっとした手間と費用で、いろいろな工夫ができる場所でもあります。
そのため、アメリカンハウスを新築するのであれば、全体の雰囲気に合わせて、最初の段階からコンセプトを考えるようにしましょう。また、中古で物件を購入する場合でも、狭い場所で改築がしやすいという利点を生かしたいところです。中古を買ってリフォーム工事をするというと、リビングなどの目立つところを重視しがちですが、トイレや洗面所の雰囲気というのはとても大事です。まずはコンセプトを決めて、設備や壁紙などを考えていきましょう。
代表的な水回りのコンセプト
アメリカンハウスでは、それぞれの家庭で好みのデザインにすることができますが、少なくても日本においては定番とも言えるスタイルがあります。その一つが西海岸スタイルです。さわやかなイメージが前面に出ているものです。具体的には、ホワイトと薄めのブルーをベースとした色合いでデザインされています。ホワイトは塗装仕上げのこともありますが、タイルで仕上げることもあります。ブルーは西海岸スタイルの代表カラーですが、エクステリアはちょっと濃いめのものを選ぶことが多いです。一方で水回りのブルーは、水色くらいの薄いものを選ぶことが多く、明るくてさわやかな印象を与えます。ホワイト一色、ブルー一色ということはあまりなく、ホワイト×ブルーのような二色使いをすることが多いです。設備はホワイトを基調とした明るいもの、照明も白色にしてさわやかにするのが基本となります。
一方で、クラシックな雰囲気を前面に出した水回りのデザインも人気です。壁はゴールド系のものを使うことが多く、落ち着いたゴージャスな雰囲気を強調します。それに合わせてシンクをヨーロッパスタイルの優雅なデザインのものにすることが多いです。また、鏡やタオルフック、ドアノブなどをアンティーク感が強い真鍮製やゴールドペイントなどの仕上げをすると雰囲気にマッチします。同時に照明を間接照明にすることで、光を上手に使った演出もできます。リビングなどよりもちょっと暗めで落ち着いた雰囲気とすることで、コントラストを付けてゴージャスなコーディネートができます。