アメリカンハウスとは?
アメリカ住宅の影響も受けて進化してきた日本住宅のスタイル。
最近では下屋の張り出たカバードポーチ、切妻屋根、シンメトリーデザイン、外壁のモール類、ガレージハウス等々、『アメリカンハウス』がブームであるが、これはいわば日本流アメリカンハウスと言える。
と言うのも、本家本元アメリカにおいては時代における流行り廃りがあるとは言え、『これがアメリカンハウス』と限定するのは難しい。
そもそもアメリカは移民の国。
フランス・イギリス・ドイツ・オランダ・スペインなどのヨーロッパの影響を受けているが故、生活様式やカルチャーの違いからくる家のスタイルや仕様は多様である。
大昔、各国から新天地にロマンを求めて移住し、熱いフロンティア精神で開拓した民。
そして時代は移り変わり、技術も発展し家も進化してきたわけだが、現代のアメリカンハスは各国の文化や様式を継承し、そして地域の気候風土に合わせて進化し今に至る。
アメリカ本国の様々なデザインの建物を知ることも、よりお好みの『帰りたくなる住まい』造りの参考になるのではないだろうか。