インテリア映えだけじゃない。真の姿は実力派
天井でクルクル回っている、あのおしゃれなプロペラのようなもの。
あのプロペラは、何のためにあるのでしょうか?
デザインのため?
それとも、別の役割があるのでしょうか。
たとえば、吹抜けを設置すると、冬にエアコン(暖房)が効かないことがよくあります。
リビングをいくら暖めても、暖かい空気がどんどん吹き抜けの天井に上がってしまい、足元はいつまでも暖まりません。
これは、暖かい空気が天井近くに、冷たい空気が足元近くに溜まる性質があるためです。
温度ムラの解消に役立つのがシーリングファン。
扇風機やサーキュレーターとは違い「部屋全体にそよ風が吹いている」イメージです。
なかなか快適な室温にならず、エアコンの設定温度を何度も変えてしまったことはありませんか?
エアコンとシーリングファンを併用すれば、部屋の空気をかき混ぜ、天井と足元の温度ムラをなくし、
快適さを損なうことなく「夏はより涼しく、冬はより暖かく」室内の温度を保つことができます。
温度ムラが少ないということは、いつもよりエアコンの設定温度を控えめに設定できます。
夏に設定温度1℃上げる、冬に設定温度1℃下げるだけでも、電力消費を約10%抑えることができます(約10%の節電)。
シーリングファン自体の消費電力も低く、電気代もあまりかかりません。
たとえば、消費電力40Wのシーリングファンの場合
- 1時間 1.36円
- 1日 32.64円
- 1ヵ月 979.2円
- 1年 11913.6円
※全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」より
ただし、夏と冬でファンの回転方向を間違えると効果が逆になってしまうため、回転方向には注意が必要です。
「夏(冷房時)は下向きの風」「冬(暖房時)は上向きの風」。
ファンの下に立って、ファンが回転する方向を確認しましょう
シーリングファンのなかには、「回転方向を変更できないタイプの商品」があります。
誤って購入しないよう、商品選びの際には注意が必要です。
選んだシーリングファンが、設置したい場所に取り付けられるか、
購入前に以下のポイントをチェックしておくと良いでしょう。
【確認ポイント】
- 設置には天井に下地が必要(下地の位置を事前に要チェック)
- 壁や床からの離れが必要(商品の空き寸法を事前に要チェック)
- 傾斜天井にも設置可能(設置可能角度と、追加部材が必要か事前に要チェック)
シーリングファンはインテリア性も高く、お部屋の温度ムラ解消には大きな効果があります。
シーリングファン発祥の地は、実はアメリカ「ハンター社(テネシー州・メンフィス)」なんです。
Manaieで建てるアメリカンハウスとの相性もばっちり。
ぜひシーリングファンの導入を検討してみてはいかがでしょうか?