スッキリ使いやすくする「なるほど」収納
家の「収納スペース」は、とても大切です!
家を建てた後によく困ることのトップに入るのが、「収納スペース不足」です。
収納スペース不足解消に「ウォークイン・クローゼット」が大活躍。
「ウォークイン・クローゼット」とは、人が中に入って歩ける広さを持つ収納スペースのことです。
間取り図では「WIC」と表記されています。
このウォークイン・クローゼットの最大の利点は奥行きがあり、スペース内に収納(ハンガーパイプや棚)が備え付けられているので、さまざまなものを収納できる点です。
例えば、
- 洋服
- スーツケース
- 季節家電
- 掃除用具
ただし設置するには、収納スペースに加えて歩くスペースも必要なため、2畳程度の広さは必要です。
使い勝手を考えると、次の場所に設置することが多いです。
- 玄関付近
- ランドリールームや洗面所付近
- 廊下付近
ウォークイン・クローゼットには4つのレイアウトがあり、
どのレイアウトが最適かは、一概には言えません。
確保できる広さや使いたい用途によって、最適な配置が異なります。
- Ⅰ型:壁の一面を収納に
- Ⅱ型:向かい合う2面を収納に
- L型:隣り合う2面を収納に
- U型:入り口以外の3面を収納に
使いやすさと収納力を高めるためのコツは、うまく「スペース」を活用することです。
デッドスペースを作らないようにレイアウトを考えましょう。
よく取り入れられる収納例は以下の通りです。
上段:枕棚(使用頻度の低いもの)
中段:ハンガーパイプ(使用頻度の高いもの、畳みジワを付けたくないもの)
下段:収納ボックス(使用頻度が高く、畳んで収納できるもの)
枕棚をなくし、上段と下段にハンガーパイプを2段設置することも。
枕棚の代わりに可動棚を設置する手もあります。
【無造作に詰め込みすぎない】
整頓された状態を保つことが大切です。収納量は7~8割に留め、衣類や物を出し入れしやすい動線を確保しましょう。
【手前と奥を使い分ける】
使用頻度に合わせて定位置を決めましょう。シーズンものは手前に、シーズンオフのものは奥に収納します。
定期的に入れ替えれば、必要なものと不要なものをチェックしやすくなります。
クローゼットには頻繁に使うものを収納し、ウォークイン・クローゼットには使用頻度が低いものや収まりきらないものを置くという使い分けもできます。
【同じハンガーを使う】
ハンガーの厚みも考慮して、同じものを使うことで、より少ないスペースで収納が可能になります。
【取り出した服の仮置き場をつくる】
取り出したけど使わない洋服など、元に戻すのが面倒な時ってあります。
定位置を決めて一時的に置いておき、いっぱいになる前に片付ける習慣をつけましょう。
【さらに便利なアイテム】
- 全身鏡(身支度に便利)
- 可動棚(棚板を固定せず、必要に応じて高さを調整可能)
- 換気扇(こもる湿気対策として)
- コンセント(掃除や作業する場合に備えて)
- センサー照明(奥行があって奥は暗い。モノや服をもって出入りするのであると便利)
「あるといいな」を一歩進めて、具体的な使い方を考えてみましょう。
- 何を入れたいか?
- どんな使い方をしたいか?
- 家族の誰が使うのか?
少し考えるだけでも、さまざまな場面が思い浮かびます。
人によって使い方は異なり、収納するものもそれぞれ違います。
まずは愛家のスタッフに相談してみてください。
使い勝手の良いお家を作るために、しっかりサポートします。
何気ない会話の中から、見えてくることがたくさんあるはずです。