グループ 3113

図面に描かれた「夢」が「カタチ」になる瞬間

 

上棟とは、屋根のてっぺんに「棟木(むなぎ)」と呼ばれる一番大きな梁を取り付ける作業のことです。

「棟木」を屋根の上に「上げる」ことから、上棟のことを「棟上(むねあげ)」とも呼びます。

最も高い位置の棟木を組むことは、すなわち建物の骨組みを組み終わるということです。

 

昔はプレカットではなく手刻み、レッカー車もなく、人が材木を運び、電動工具もない。

すべて手作業で上棟をおこなっていました。

長い期間をかけた上棟の完了を祝う儀式的な行事が上棟式となったといわれています。

 

今日ではプレカット(工場で予めジャストサイズで製材)やレッカー車など工具の発展により、1日でアッという間に上棟が完了してしまいます。

上棟式も簡略化された形で行われていることが多いです。
たとえ簡略化されていても、新築工事の1つの節目となるのは、本来の上棟式と変わりません。


造り手にとっては、重要な工程が無事に完了した節目。

施主様にとっては、図面に描かれた「夢」が「カタチ」になる、その過程の大事な瞬間。

 

あえて「上棟式」を行うのは、2つの意味が込められています。

  • これまで無事工事が進んだことへ感謝する機会
  • これから完成までの工事の無事を祈る機会

上棟式が思い出に残るのは間違いありません。

さらに! 

  • 施主様と造り手が親睦を深める絶好のチャンス!

大工さん達の勇姿を見るだけでなく、顔をあわせて話せるチャンスはそうないからです。


より深く家づくりを楽しむきっかけにしてみてください!!

この記事と似たタグのついている記事一覧