地鎮祭名物、エイエイエイッ!
「エイッ、エイッ、エイッ」
地鎮祭で響くおなじみの掛け声です。
地鎮祭の歴史は古く、最も古い記録では1300年以上も昔にさかのぼります。
日本書紀・持統天皇五年十月甲子条
「持統天皇5年(西暦691年)10月に使者を遣して、新益京(藤原京)を鎮祭らしむ」
藤原京(現在の奈良県橿原市)の建設のために地鎮祭を実施したという記録です。
具体的な内容は書かれていませんが、地鎮祭が行われたことは確認できます。
個人の住宅などでも何らかの儀礼が行われてきたのではないかと想像されます。
地鎮祭は、工事の着工にあたり、土地の守り神様をお招きして、
①「土地に人間が手を加えることへの許しを頂く」と同時に、②「工事の安全と家の繁栄を祈願」する神事です。
地鎮祭のクライマックスが「鍬入れの儀」
砂の小さな山を敷地に見立て、「エイッ、エイッ、エイッ」と唱えながら鍬をふるって、3回、砂の山を掘り起します。
土地に人間の手を加える様子を、神様に見ていただく意味合いがあります。
「エイッ、エイッ、エイッ」って
緊張で掛け声が上ずりそう。
どことなく気恥ずかしい。
恥はかき捨て、その場限りのことです。
家づくり携わる方たちと協力し合いながら、
家をつくり上げていこうとする意思表示の機会でもあります。
ご覧になられている神様に届くように
家づくり携わる私たちも「エイ、エイ、エイ」 と大きな声でやりますので、
負けないよう、堂々と元気に「エイ、エイ、エイ」と大きな声でやることをオススメします。