知ってると便利!体を使ってお家のサイズを測ろう!
家づくりでは色々な寸法を考えます。
今いる空間そのものや、建物の大きさ、棚の高さは、人の大きさや動き方と深く関わっているからです。
使う目的に応じても形・大きさ・高さが変化していきます。
「広すぎれば落ち着かない、狭すぎれば窮屈に感じる」など
広さを数字で説明されてもサイズ感がわからない。
何となくのイメージだけで終わってしまいモヤモヤする・・・。
「メジャーや物差し」を、いつも都合よく持ち歩いているわけじゃないですよね。
そんなときにオススメなのは、
「ご自身の体の一部を上手く活用して、大きさを測る!」です。
これなら道具も使いませんので荷物にもなりません。
人の体には実はいろんなところに一定の寸法が隠されています。
◆まずはご自身の身長が何cmかを把握しておきましょう。
◆自分の大きさを知ろう
①両手を左右に広げたときの指先~指先まで長さ ≒ 身長cm
- 部屋の広さなどを測るときに便利
②腕を軽く上に挙げたときの「指先~床面までの長さ」 ≒ 伸長cm ✖ 1.2
- 楽に手が届く高さ(楽に取り出せる高さ)
- 棚の最上段、帽子掛け、ハンガーパイプの位置、ブラケット照明の高さなど
③立っているときの目線の高さ ≒ 伸長cm ✖ 0.9
- 立っているときの目線の高さ
- 物の見やすさ、間仕切りの高さ、目隠しの高さなど
④肩の高さ ≒ 伸長cm ✖ 0.8
- 使いやすい棚の高さの上限
- よく使う物や雑誌・本を置く場所など
⑤ひざの高さ ≒ 伸長cm ✖ 0.3
- 使いやすい棚の高さの下限
- これより下に収納する場合はしゃがんで出し入れが必要
◆「なんとなく心地良いな」と感じる、身の回りの大きさをで測ってみよう。
- 参考にして実際にメジャーで図ってみて確認する
物差しがなかった時代、ご先祖様達は手や足など体の一部を使って、モノの大きさを測っていました。
体全体を使った測り方のほうが、しっくりくることが多いと思います。
「どうしてコレはこの大きさ?」と疑問を持ち、
自分の体を道具にして測っているうちに、
「もっとこうだったらいいのに!」を発見できたら
より具体的なお家づくりにプラスになるチャンスです。