広々とした間取りが魅力のアメリカンハウス
広いリビングが家の中心となるアメリカンハウス
アメリカンハウスの特徴はいろいろありますが、大きな点としてリビングが広々としていて家の中心となる造りが挙げられます。家族がみんなで集まって団らんを楽しめるということが、家作りの中でも特に意識されています。具体的にどのくらいの大きさかという定義はありませんが、通常の日本の住宅よりは広く取られているのが普通です。少なくとも12畳はあり、15畳から20畳程度の広さを持つこともあります。そして、そこからそれぞれの部屋につながる間取りが多く、リビングに集まりやすいというのもアメリカンハウスの特徴です。
3LDKから4LDKくらいの間取りが多い
日本におけるアメリカンハウスは、3DKから4DKくらいの間取りが多い傾向にあります。本場アメリカの場合は都市にもよりますが、さらに大きな間取りの家が多いです。日本では3DKから4DKが主流となっています。とはいえ、全体的にリビングや一つ一つの部屋の大きさが広く作られていますので、総面積は大きくなる傾向があります。しかも、リビングを真ん中にして寝室や子供部屋などが作られていますので、家族の行き来がしやすく、楽に家の中で移動できるというのが大きな特徴です。一つずつの部屋が大きいので、複数の子供を一つの部屋に割り当てることも可能ですし、二世帯住居にもしやすいというメリットを持っています。
キッチンや廊下なども広くて開放感がある
アメリカンハウスが広々とした感覚を与えるのは、リビングや部屋の大きさだけではありません。家のすべての部分が広く作られているのです。たとえば、廊下は一般的な日本家屋だと90センチ程度の幅であることが多く、二人がすれ違うのがやっとです。しかし、アメリカンハウスではより広く廊下の幅が取られていて、圧迫感がありません。また、玄関も広めになっているという特徴があります。家に入った時の開放感が強いのも、この玄関の広さに由来するものです。お客さんが来た時など、複数の人が玄関に入って靴を脱いだり履いたりするのも楽で、機能的にも優れています。
全体的に天井が高いのもこのスタイルが優れている点です。広々とした開放感のある家の演出に役立っています。アメリカンハウスは平屋が多いので、その分天井高を取りやすいのも特徴です。家に入った時の印象がオープンで快適に伸び伸びと過ごせるという魅力を持っています。もちろん、日本家屋でもこうした開放感のある造りをしている家もありますが、このスタイルの場合は総じてこの傾向があるという点で違いが見られます。