悩ましいクロス選び前の「基本のキ」①~貼り分け場所~
家づくりは「選択」の連続。
なかでも選択肢がとても多くて楽しくも悩ましいのが、床や壁、天井の「クロス」選びです。
まさにクロス決めは宇宙。
見れば見るほど迷ってきたり。わからなくなってきたりして。
複数の壁紙を使うとなったらなおさらです。
悩みに悩んで当然です。
どうしてもクロスの色や柄を「選ぶ」ことに目が行きがちですが・・・
ちょっと待ってください。
素敵に壁紙を貼るため、クロス選びを進める前にまず押さえてほしいポイントがあります。
「壁紙は入隅で貼り分けること」を意識しましょう。
隅とは「壁と壁、天井と壁が出会う部分」、部屋の「角」のことを表します。
凸凹している凸の部分を「出隅(ですみ)」、凹の部分を「入隅(いりすみ)」と呼びます。
なぜ入隅に張替えるのか? 理由はカンタン。
出隅(凸の部分)は出っ張っているので、人や物がぶつかりやすく、すぐにめくれてくるからです。
どうしても出隅部分(凸の部分)でクロスを貼りわけたいならどうする?
答えは「見切り材」を取り付けて、強制的に「小さな入隅」をつくる。
これでクロスがめくれるを可能性を小さく抑えることができます。
ただし、見切り材を取り付けることで
- どんな形、太さ、色の見切材にするか?
- 見切り材が仕上りの見栄えに悪く影響しないか?
ますます悩みの種が増えてしまうことも
「ここぞ 」というときに使う最終手段と考えた方がいいです。
まずは基本を押さえることで、悩みの種を減らすことができます。
できるかできないか判断できる材料が増えるからです。
とはいえ慣れないのは当然。
お客様をサポートするスタッフの腕の見せ所です。
愛家でも、しっかりサポートしていきますよ!!