悩ましいクロス選び前の「基本のキ」③~クロスサンプル~
クロス選びへと進むひとつ前段階。
チェックしてほしいポイントをシリーズでお伝えしています。
シリーズ3回目、オススメしたい今回のポイントは・・・
「大判クロスサンプルを活用しよう」
小さなカットサンプルでは雰囲気がつかみにくいからです。
クロス見本帳のサンプルチップの大きさは、4×4㎝~6×8㎝くらいです。
この大きさでは壁に貼ったときの色のイメージをにつかむのには難しいサイズになります。
小さなサンプルだけを見て、その印象でクロスを決めてしまったときの違和感。
「思っていたのと違う…」
色には「面積が大きいほど、明るく鮮やかに見える」特性があるからです。
これは裏を返すと「面積が小さいほど、暗く控えめやおとなしい感じに見える」ということなのです。
そこでオススメしたいのが、「大判クロスサンプルを依頼しよう」ということです。
クロスメーカーかではA4サイズ程度のクロスサンプルを提供しているケースが多いです。
コーデイネーターに伝えて、気になる品番のクロスサンプルをメーカーから取り寄せてもらいましょう
大判サンプルで確認するメリットは
- カタログのカットサンプルより大きなサンプルで確認できる
- 候補のクロスを並べて比較しやすい
- 仮張りして確認できる
クロスのサンプルを見る時の注意点がいくつかあります。
同じクロスサンプルなのに、見方によっては色の印象が違うことがあります。
- 離れて見よう
クロスは近くで見る時と離れて見る時とで印象が違います。実際の室内の距離感、せめて1~2mほど離れて見ましょう - 実際に貼る向きで見よう
貼る向きでサンプルを確認できれば、貼った時の見え方に近い形で確認することができます。(天井なら天井に、壁なら壁にクロスサンプルを当てて見てみましょう) - 【裏技】面をつくって見よう
A4サイズでもわかりにくいクロスもあります。あえて同じ品番を複数枚取り寄せて、いくつか並べて面をつくってみる裏技もある
クロス選びで頭を悩ましているときに、ぜひ試してみてください。
ここでのヒントが、クロス選びがより良いものになることを願っています。